ピアノ紹介

グランドピアノ

クラブハウス1階にありますグランドピアノは、約120年前のドイツ製の小型グランドピアノです。ボードゥアーフリューゲルと呼ばれ、就寝前にショパン、シューマン、シューベルト等の小品を楽しみながら奏でるために制作されたものです。

このピアノの鉄骨のデザインは徹底したトルコ風で、イスラム寺院の屋根を模しております。クロス類の色もトルコブルーです。中でも圧巻なのは譜面台の透かし彫り彫刻です。美しい唐草模様でこれほどの素晴らしい譜面台はヨーロッパでもなかなか見られないそうです。1800年代のピアノの外側のデザイン・制作は家具職人の方が担当していたそうです。

音色は大変まろやかで就寝前に弾くにはうってつけの甘美な響きに仕上がっております。現在このピアノは日本国内には1台しか存在しないものと思われ、極めて貴重なものです。ハンマーヘッドも当時のままのものを使用しております。

アップライトピアノ

クラブハウス2階のクラブクーポールにありますアップライトピアノは約100年前のフランス製です。正面パネル、下面パネルは木材の模様を生かし扇型に配したデザインは孔雀の羽を連想させます。
全体の曲線はアールヌーヴォー様式に統一されており、きわめて優雅なデザインとなっております。

内部の構造は現代のものとは違いブランケットが木材で出来ております。音色はフランスのピアノらしく、円やかかつ香りが漂うような甘い響きを持っております。
このピアノもハンマーヘッドに至るまで、当時の部品をすべて使用しておりオリジナルの音色そのままを維持しております。

当クラブ専属調律師

田中英資 Eisuke Tanaka
ピアノ調律師・ピアノ修復家・整音技術者
元 GROTRIAN TOKYO SHOW ROOM 技術顧問
台湾ピアノ調律技術者協会技術顧問

田中ピアノ調律所ホームページはこちらから
東京都目黒区大岡山1-11-4
03-3717-4088

大学では応用物理学、電子工学を専攻。卒業後は大手電気会社の研究所にて磁性単結晶の製造技術、コンマ数ミクロン単位の精密球体加工技術、電気磁気測定技術、超高周波測定技術の確立、各種工業用セラミックの製造技術、電気炉の設計、などに従事。

退社後、音楽学校ピアノ調律科に入学。卒業後は竹内友三郎氏に師事。その間に欧州製名器の復元技術を習得。欧州より約 70 台程の名器の中古を輸入、復元、修理。その後ドイツ C.BECHSTEIN 社、および GROTRIAN 社 にて整音技術、整調技術、修復技術を習得。現在までに 1800 年代の物から現代物まで、約 200 台近くの欧州製名器の復元を手掛ける。

1996 年の日本ピアノ調律師協会誌に「 整音の理論と実際 」を発表。その後国内、海外各地で「整音の理論と実際」に関する講演会の依頼多数、多くの調律師を指導、教育をしている。弟子の指導歴は約 30 年近くに及び、現在も多数の弟子を教育中。

世界的なクラシック、ジャズ演奏家の CD 録音のピアノ調整、整音を手がけ、その数は数十枚にのぼる。中でもイョルク・デムス氏の演奏による CD 盤はピアノ業界、オーディオ業界で話題になった。ジャズではケイコ・ホルゲソン氏演奏による CD 盤がスィング・ジャーナル紙の年間最優秀盤にも選ばれる。コンサートチューナーとして各ジャンルの一流演奏家から受ける依頼は数知れない。